定義が難しいですが、一般的に見たら130kg程度から凄いのではないでしょうか。
統計データから見るデッドリフト重量の凄さ
20代男性と仮定すると、日本人男性の平均体重は2018年だと66kgのようです。*(1) 四捨五入して70kgにしましょう。
体重70kgでデッドリフトの統計データを確認すると、132kgあげたら上位50%以内に入るみたいです。(2021-10-21時点)*(2)
170kgあげると上位20%に入り、211kgで上位5%です。
半数の人より強ければ凄いと思うので130kgあたりからは凄いという意識をもって良いかと思います。
ちなみに体重80kgの場合は、151kgで上位50%、191kgで上位20%、234kgで上位5%になります。
やはり体重差も大きく影響してくるようです。
70kgから100kg程度の体重を基準とすると、130kgから180kgを上げた時点で大半の人よりは強い状態です。
パワーリフティングの場合
ちなみに、パワーリフティングという競技の話になってくると、基準は大きく変わってきます。
※そのほかにもストロングマンのようにデッドリフトを扱う種目がありますが、今回は無視します。デッドリフトの世界記録が500kgと聞いたら、ストロングマンの記録だと思ってください。(2021-10-21時点)
パワーリフティングの中でもドーピングがなく、特殊な道具を使っていない状況下では(一般にトレーニングするのと同じような条件)、以下のような世界記録が出ています。*(3)(2021-10-21時点)
体重(kg) | デッドリフトの記録(kg) |
---|---|
53 | 271.5 |
59 | 275 |
66 | 303.5 |
74 | 340.5 |
83 | 350 |
93 | 375 |
105 | 400 |
120 | 392.5 |
120+ | 417.5 |
あくまで世界記録のため参考とはなりますが、100kg代では凄いとは考えにくい状態になっています。
体重が軽ければ200kg代でも国内では十分に凄いと思いますが、体重が重い場合は300kg近くが必要なのではないでしょうか。
とはいえ、一般的なジムで200kgを扱っていたらほぼトップクラスの強さでしょう。
参考文献