筋トレは毎日行っても問題ないですし、それによって逆効果(効果が落ちる)ことも基本的にはないです。
というのも、毎日やるのかどうかが問題ではなく、身体が回復できるトレーニング量なのかどうかが鍵になります。
そのため「筋トレは連日するべきか」という問いに対しては、「トレーニング量によってはするべき」となるでしょう。
筋トレで筋肉が発達するためには
筋トレでの筋肥大(筋肉の成長)は、基本的にトレーニングボリュームに比例します。
トレーニングボリュームとは様々な数え方がありますが、簡単に捉えるとセット数です。
少なくとも週に10セット、多いと30セットくらいまで増やしても効果があると研究で結果が出ています。
このようにセット数を増やすことでさらなる筋肥大が期待できるため、それが目的であれば連日のトレーニングも問題ないです。
トレーニングボリュームについては下記記事を参考にしてみてください。
最適なトレーニングの頻度について
とはいえ、連日トレーニングを行うと、特に部位が被る場合はパフォーマンスに支障が出ます。
週に10セットであれば、週2回で5セットずつやるだけなので、わざわざ連日やる必要性は低いでしょう。(もちろんスケジュール次第では連日でも問題はないです。)
週に30セットくらいになると、週2回では1日あたりのセット数が多過ぎてしまいます。
1日あたりのセット数(部位ごと)も効果的な限界があり、多すぎると効果が落ちてきてしまいます。
1部位あたり、1日10セットまでを目安に行うのが良いです。
仮に1日10セットだとすると、週30セットは3日間ということになるため、これも連日は避けられます。
1日5セットにすると6日間必要なため、このような場合には連日トレーニングすることになるでしょう。
トレーニング頻度については下記記事にて科学的根拠を基に解説しています。
「超回復」があるから毎日やると逆効果じゃないの?
おそらく筋トレを連日行うと逆効果だと考えている人は、「超回復」を理由にしているのではないでしょうか。
筋肉が損傷される→筋肉を回復させる→筋肉が強く大きくなる
このサイクルを崩す(回復中にまたトレーニングをする)と効果がなくなってしまうため、毎日筋トレしてはいけないと考える人は多いです。
しかしながら、超回復はこのような短期間で考えるべきではありません。
もちろん筋肉の成長に回復は必要ですが、あくまで長期的にみて回復して成長していれば良いのです。
トレーニングして疲労が溜まれば、当然いずれパフォーマンスが落ちます。しかしそれは過負荷をかけてトレーニングしている以上、必要なことです。
短期間でのパフォーマンスにこだわり過ぎず、長期的なトレーニング・回復のサイクルにこだわりましょう。
また、それを実現するためには4-8週間ごとにディロードを挟むのも重要になります。